窓ガラスを破壊しながら襲撃している加害者を特定して欲しい

依頼内容:防犯カメラ映像から、自宅に対して車の中から飛び道具で襲撃している加害者を特定して欲しい。

解析結果:対象の映像を確認後、加害者を特定する情報は確認できませんでしたが出来る限りの情報をご回答させていただきました。

 

今回のご依頼は、防犯カメラに記録されている、移動している車の中からご依頼者様の自宅に対して飛び道具で窓ガラスを破壊するなどの襲撃を行っている加害者を特定して欲しいとのご依頼であり、複数の防犯カメラに記録されている映像から、何とか加害者特定に結びつく情報を入手したいとの強いご要望になります。

映像を確認すると、加害者は車に乗って移動しており、依頼者様の自宅付近で速度を落としながら通過していて、その瞬間いきなりご依頼者様の自宅の窓ガラスが大きく破損している状態なので、車の中から何かしらの飛び道具を使用して犯行を行っているのが確認できましたが、窓ガラスに何がぶつかったのかが分かりません。

防犯カメラの場合、1コマ10フレーム、5フレーム程度の少ないコマ数で映像が保存されていることも少なくなく、例えばライフル弾の跳弾等は移動速度が早すぎて防犯カメラにはその軌道が記録されることはなく、突然防犯カメラに記録されている物が破壊されるような状態であることが普通です。

日本国内の犯行ですし、防犯カメラには音声データは記録されていませんが、車内からライフルのよう銃器を出しているのも確認出来ませんでしたので、恐らくはその類ではなく、音を出さずに強烈な破壊力がをも飛び道具、スリングショットではないかと判断できる要素が多く、ガラスが破損したカットを徹底的に解析することになりました。

その結果、僅かながら大きめのパチンコ玉のようなものがぼんやりとガラスが破損している際の映像内に確認できましたので、その凶器の大きさから言ってもモデルガンの弾などではなく、パチンコ玉かそれよりも大きい釣り用のオモリのようなもの、もしくは石のようなものをスリングショットで飛ばしていると予測できます。

ただし、突発的な犯行ではないらしく、加害者は用意周到であり、監視カメラの位置も把握しつつ車のガラスにもカーテンを張っていて、そのカーテンの隙間からご依頼者様の自宅に向かってスリングショットのような飛び道具で狙撃を行っています。

その為、車内の中から誰がご依頼者様の自宅を狙撃をしたのかまでは防犯カメラに記録された映像のアングルからは確認できないこと、角度的に車両ナンバーが確認できないアングルで撮影されていることから、今回の映像から特定できたのは、加害者が利用している車の車種とその特徴になります。

通常、カーテンを付けるような車種ではないこと、特徴ある車種であること、明らかに念入りに下調べをしてから犯行を行っていることから、一度、その車種を所有している人物に心当たりがないか、付近にてその車種を見かけたかことがないか?、そちらから解決をしていくことになりました。