彼女につきまとうストーカーを防犯映像から特定したい

 

依頼内容:交際中の女性につきまとうストーカーを防犯映像から特定して欲しい。

解析結果:映像解析から、女性につきまとっているのは会社の同僚であると判明。

 

今回の依頼は、交際中の彼女につきまとっている不審な男、いわゆるストーカーが女性の自宅付近をうろついたり、敷地内に侵入したりしており、恐怖を感じた女性から相談を受けた交際中の男性が、女性の自宅付近に監視カメラを設置して、不審な男が誰なのかを調べようとした事がすべての始まりになります。

防犯カメラには確かに映像は記録されているのですが、モノクロで不鮮明のため、単に見ただけではその人物が誰なのか分かりにくい為、その特定をしてほしいとのご依頼だったのですが、映像を確認してみると、確かに女性の自宅付近でじっと室内を関している怪しい男の姿が記録されていることが分かりました。

この不審な男は、監視カメラのことに全く気がついていないらしく、女性宅の敷地内に勝手に入って室内を物色したり、その辺をうろついて付近の様子を伺ったりとしており、完全にストーカーに該当する行為を行っているのが今回の映像から分かります。ただし、それが誰なのかは映像では分かりにくい。

その為、ストーカーの人物特定を依頼された訳ですが、この場合はストーカーと思われる男の正面からの写真が必要になりますので、それが誰なのか本当に分からない場合は、映像からは人物特定が出来ないことが殆どになるため、この男に心当たりはありませんか?と依頼者様に確認をすることになります。

その結果、どうやらこの不審な男は、女性の会社の同僚らしくて、以前から女性に大変な好意を抱いており、その後に今回のようにストーカー行為、つきまとい好意をするようになったのではないかと言った話になりましたので、この男の正面からの写真を手配して頂くことになりました。

会社の同僚ですから、写真自体の入手はそれほど難しくなく、後はこの男の正面の写真から3Dメッシュを生成し、骨格や顔の構造などを作り出し、防犯カメラ映像内の不鮮明な男の顔と比較させて、同一人物であるかを特定していくことになります。

解析の結果、予想通りに会社の同僚の男がつきまとい行為をしていることが分かりましたので、それを報告すると、後は女生と交際している男性の方で相手と話し合うとのことになり、今回の依頼は無事に終了することになりました。依頼者様も最初からおおよそのストーカーの特定はできていたものの、それでは証拠にはなりませんので、追求しても相手にとぼけられてしまったら意味が無いため、確実に相手を特定している証拠が必要だったようです。