複雑な交通事故の加害者を映像から特定して欲しい

 

 

依頼内容:複数の車両が関わる交通事故が発生して、誰が加害者なのかが分からないので特定して欲しい。

解析結果:依頼を相談している最中に、会社側から解析をしないように指示を受けたとのことでそれで終了しました。

 

今回の依頼は、複数の車両が関わる複雑な交通事故が発生してしまい、その当事者の方々が大怪我をしたり、意識がない状態になっており、その結果、状況がわからないまま警察の捜査が行われていて、結果的に依頼者様が被疑者として扱われることになったため、その事実をドライブレコーダー映像から解析して欲しい依頼です。

この場合、既に警察が捜査をしていることもあり、複雑な交通事故で誰が加害者になっているのかが、良くわからない為、警察も状況判断で捜査を進めており、その中で依頼者様が原因になり、今回の重大な交通事故が発生し、大怪我をして一生動けなくなった被害者も出ていると判断されてしまったようです。

最初から被疑者として扱いますと警察に話されてから取り調べを受けることになったこの依頼者様は、大変不安になっているようで、事故当時の記憶も曖昧なため、警察の取り調べの通りの調書を書かざる負えなかったのですが、車内にはドライブレコーダーが設置されていたことを思い出したようです。

それで、そのドライブレコーダー映像を解析して、自分が原因なのかどうなのかを確認しようとして、今回ご依頼をされてきました。当然この映像は警察も把握しているため、それを踏まえた上で依頼者様を被疑者として扱っているわけですから、この場合ドライブレコーダー映像が不鮮明で判断不能であるか、明確な証拠があるかのどちらかになります。

一度、肝心の映像をお預かりして解析を行う段取りをしていた所、この依頼者様が努めている会社の上司から、解析を依頼しないように指示があったようで、それで今回の依頼を受けることはなくなったのですが、なぜその上司が解析をしないように依頼したのか、その理由について依頼者様に確認を取りました。

その理由とは、警察が捜査をしているのだから、余計なことはせずにおとなしくしておいたほうがよいと言われたからであり、この理由はご依頼者様の立場にたてば、とても正しい判断であるとは言えないところがあるとはいえ、やはり、会社員の方の場合はそれらの影響下に置かれることも多いようです。

当然の権利行使をしておいたほうがどのような結果になっても損をする事はありませんので、できれば解析をしておいたほうが良かった案件です。