依頼内容:全く身に覚えがない上半身が裸の自分の写真を夫から渡された。合成写真なのか真偽判定をして欲しい。
解析結果:お預かりした写真を鑑定した結果、残念ながら、合成処理されていない写真であることが分かりました。
今回のご依頼は、ご結婚されている女性の方からの相談であり、ある日、入手先は教えてくれない状態で、夫から全く身に覚えがない自分が上半身裸になっている写真を渡されてしまい、そのことを夫に追求されている状態なのですが、ご依頼者様は全く記憶にない状態であり、この写真が合成写真ではないかと疑っています。
その為、夫から渡された女性が上半身裸になっている写真を鑑定して、合成処理された写真であるのかを判断して欲しいとのことになるのですが、ご依頼者様は合成にしろ、自分の顔が上半身裸の状態で写真にはっきりと記録されているため、出来れば顔だけでも黒塗りに出来ないかとご提案を頂くことになります。
しかし、鑑定は可能な限り原本で行うことを基本としているため、鑑定対象の写真に編集処理をしてしまうと正しい鑑定ができなくなる可能性があり、出来れば写真は原本の状態でお引き受けしたいことを説明をさせていただきながらご提案すると、そちらには納得いただき原本でお預かりすることになります。
お預かりした写真を鑑定した所、合成処理はされておらず、確かに暗い部屋で撮影した写真であり、素人がストロボを焚いた状態での撮影ですから、全体的に違和感が感じられる写真ではあるのですが、人物のみを差し替えたり、顔の部分を差し替えたりなどは行っておらず、普通に撮影された写真であることが分かりました。
その件をご依頼者様にお伝えすると、大変不満な返答が帰ってきており、全くこのような状態になったことについての身に覚えがないとおっしゃっているのですが、鑑定結果としては、ご希望を返すのではなく、お預かりした資料から事実のみを返すものであるため、残念ながら合成しているとの鑑定結果を出すことは出来ません。
この写真を見て気になったのは、上半身が裸の女性、いわゆるご依頼者様の顔がたいへん赤くなっており、かなりのお酒を飲んでいることが写真から分かる状態であり、撮影されているのが顔の皺等の状態から現在よりもかなり前の写真であることから、5年以上前にお酒をたくさん飲んでしまって偶然このような状態になったことも考えられます。
お酒を飲んでテンションが上ってしまうと、普段はしないような行動を行ってしまうこともありますし、その時の記憶を覚えていないことも普通にありますから、その際に誰に写真を撮影されているか分かりませんので、普段からお酒を飲む際には、特に女性は注意して頂きたいと思います。